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ロサンゼルス拠点: バスケスキルトレーナーが、バスケ最強のアメリカの育成方法をご紹介します。

NBA選手のムーブを細かく解析して練習すれば必ず上達する

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上手くなりたくてNBA選手の動画をいっぱい観ていませんか? コーチの方であれば、子どもたちや選手に教えるために色々とお手本にして動画から使えそうなムーブを探してそのまま教えていませんか?

NBA選手のムーブ(技)はやはりとても洗練されています。基礎のレベルもとても高いので一見簡単そうに見えるムーブをちゃんと極めようとするととても難しいものです。

 

NBA選手の動きを真似て練習するだけでは上達しにくい3つの理由

NBA選手を真似ても簡単には上達しません。同じムーブをしているつもりなのに上手く実戦で使えない経験はありませんか? いざステファン・カリーのムーブを真似しようとしてもなぜか上手くいかない。これはなぜなんでしょう?

①状況・シチュエーションが真似たムーブに合っていない

NBA選手は経験上、どうやったら人をかわしてシュートを決めれるのかを良く知っていて、身体に染み付いています。これはバスケIQの高さとも言えるでしょう。どのような状況でどのような動きをすればいいのかがわかっています。もし、動画でNBA選手のムーブを見つけたときはどのようなシチュエーションでそのムーブを使っているのかを良く観て観察しましょう。

②距離感・角度・タイミングが微妙にズレている

非常に重要ですね。相手との距離感、足を出す角度、身体の角度、ドリブルのタイミング、動きのリズム。これら全ての条件が揃った時に、相手をすんなりと抜いたりかわしたりしてシュートを打つことが出来ます。この“コツ”を知っているかどうかが本当にムーブを使いこなせるかのキーとなります。

人はどうやったら抜けるのか?どうやったら重心が動くのか。どうやったら体勢を崩すのか。足元がグラつくのか。迷うのか・・・考えたらキリがありませんがこれを自然とわかっているのがトップレベルの選手です。もし、動画で見た技を使っても上手くいかないのであればここを気にしてみましょう。



③動きがわざとらしく、自然ではない

どんなに同じ動きを真似したとしても、自分の物にしていない動きはぎこちないもの。わざとらしさや不自然な動きだと相手もいまいち反応してくれません。何度も何度も練習して、自然な動きになるようにトレーニングを続ける必要があります。考えずに身体が自然と反応するくらいまで反復しましょう。

動きをただ真似するのではなく、ムーブ(技)が使われている状況やリズム、角度をしっかりと解析しよう!

上手い選手は動きが決まっているのに止められない

本当に上手い選手はワンパターンな気がします。同じことばっかりしているのです。でもそれがなぜか上手くいくんです。ジェームズ・ハーデンを例にしましょう。彼は、基本的にはたった2つの技を組み合わせて相手を簡単に抜き去ったりシュートを打ったりしています。それは

  1. レッグスルーからクロスオーバー
  2. ステップバックからのジャンプシュート

これだけですね。でもこれだけで "it works" (機能している)です。わかっていても止められない。わかっていても足が絡まる。わかっていても届かない。なんと単純で芸術的なんでしょう。。。

上手な選手はわかっていても止められないような技を持っている

簡単な得意ムーブを極めて、その後から選択肢を追加していこう

ではわかっていても止められないもムーブはどう習得するのか?

トップ選手は技が豊富ですが本当に同じような技ばかり使っています。その技を究極に極めているんです。もし、皆さんが上達したいのであれば、応用の効く簡単なムーブをいくつか極めましょう。そして相手の反応によって対応出来るようにいくつかパターンを用意しておくのです。

例えばこのようなパターンを作ることが出来ます。

1)ヘジテーション⇒クロスオーバー⇒ジャンプシュート

2)ヘジテーション⇒クロスオーバー⇒ヘジテーション⇒ジャンプシュート

3)ヘジテーション⇒クロスオーバー⇒ステップバック

上記のように、まずはヘジテーションからのクロスオーバーを徹底的に極めます。ヘジテーションからのクロスオーバーにどうディフェンスが対応してくるかによって、その次のムーブを使い分けていくのです。人は選択肢があればあるほど悩みます。




沢山の決まったパターンのムーブを沢山覚えるよりも、たった一つのムーブを極め、そのムーブから派生する動きを増やしていくのが必要です。そうすることで相手の反応によって次の動作を変化させる事が出来ますし、相手も次に何が来るのか迷います。

一つのムーブを極めてそこから派生するバリエーションを増やしていこう!

 

最後に、ハーデンのお決まりパターンを観てください。レッグスルー、クロスオーバー、ステップバック。。。いつものやつ!笑 (引き伸ばしているので画像が荒くて申し訳ありません。。。)

 

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Yuta

日本生まれアメリカ育ち。 ストレングスコーチの経験を経て現在スキルコーチ。 #スキルIQ と#スキルクオリティをテーマに 選手とスキルコーチの育成をします。

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