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USA BasketballとNBAがユース育成のための新たなガイドラインを発表

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USAバスケットボールとNBAが出したユース育成のためのガイドラインとは?

本日アメリカ時間の3月20日。USA Basketballはユース育成のために新たなガイドラインを発表しました。この推奨されるガイドラインは、ユース育成が問題になっているアメリカにおいて今後ファンダメンタル(基礎)をしっかりと意識したガイドラインとなっています。その内容は以下になります。(意訳)

 

27707 / Pixabay

7-8歳には5号サイズのボール(27.5″)、9-11歳には6号サイズのボール(28.5″)を使用すること

身体に合ったサイズのボールを使うことでより良いボールコントロールが出来、スキル発達に繋がる

7-8歳には8feet (243.84cm)の高さのゴール、9-11歳には9feet(274.32cm)の高さのゴールを使用する。(可能であれば)

子供達に合った高さのゴールを使用することで、正しいシュートフォームを獲得することが出来るのでシュート力向上が期待できる。

7-8歳, 9-11歳はゾーン・ディフェンスを禁止する

子供の頃からゾーン・ディフェンスを禁止することでより動き回ることになり、個々のオンボール/オフボールでのディフェンス力向上が見込める。

7-8歳はプレーヤー全て出場時間を平等にする。9-11歳は3rdクオーターまで平等にし、4thクオーターは監督の判断とする

ユースプレーヤーに平等な出場時間を与える事で、全員が経験値を積むことが出来る。どの年齢でも平等なプレイタイムを与える方がいいが、特に小さい子どもはそうするべきである。

7-8歳 & 9-11歳は3ptを廃止する

3ptを廃止することで、発育に合った範囲からのシュートを打つことが出来る

可能であれば、中3~高3までは24秒ショットクロック、12-14歳は30秒ショットクロックを採用

それぞれのチームにより多くのポゼッションを与えられることが出来、ゲームの流れがよくなり、より状況判断能力を鍛える事が出来る

 

ガイドライン変更の考察

ボールのサイズに関してはいいのではないかと思います。年相応のサイズを使用することによって大人になった時と似たような感覚でボールを扱う事ができます。子どもの股下の長さなども考えると、レッグスルー等もしやすくなり、色々なムーブを覚えることでしょう。ただ、大きいボールの方がレッグスルーをする時に正確さが必要になりますから、そういう意味では大きいボールの方が難しくて精度が要求されるので大きいボールも有りかもしれません。

ゴールの高さこれは低くてもいい気がしますね。確かに子どものシュートフォームはめちゃめちゃになりがち。ただそうやって高いゴールに届こうと頑張って届くようになった時の喜びが味わえないのかなーと思うと少し寂しい気がします。正しいシュートフォームを習得させることのみに重点を置くならばいいのでしょう。

ゾーンディフェンスの廃止はいいと思います。結局大人になるにつれて個人のディフェンス力が必要になります。子どもの頃から 1対1に強いディフェンス力を習得するのは絶対に有りだと思います。さらに、ゾーン・ディフェンスだと横や縦の動きがメインになってしまいますが、マンツーマンだと色んな動き、例えばスクリーンをすり抜けたり人の間を縫って走ったりといろいろな動作や刺激があります。

平等なプレイタイム。これに関しては反対です。平等にすることで上手な子がさらに上手になるチャンスを奪っていることにもなります。プレイタイムが足りないなら頑張って練習して上手くなって獲得すればいい。頑張ってプレイタイムを得るという競争心や向上心がなくなってしまうでしょう。もちろん、子どもの頃はスポーツを楽しむのが一番なので皆で平等も良いのですが。。。平等なプレイタイムを求めるのであればただの遊びでいいのでは?

3ptの廃止に関しても反対です。なぜなら3ptが届く子もいますし、それがゲームの面白さでもあり、3ptを打つタイミングの駆け引きなども子どものうちから学ぶべきだと思うからです。

ショットクロックを設けるこれもどうなんでしょう。子どもで未熟だからこそゆっくり考えてプレイを組み立てればいいのではないかと思います。これは徐々に年齢を重ねていくと経験とともに短いショットクロックに対応出来るのではないかと思いますが、正直どちらでもいい気がします。

まとめ

皆さんは新たなユース育成のガイドラインに関してどう思いますでしょうか?個人的には色々過保護になっているのかな~と思いますが。。。何を求めるかによってその解釈は変わってくるので一概に悪いとはいえませんね。

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