バスケのスキルトレーニングでも学ぶべき足運び
ディフェンスに瞬時に対応するには、正しい止まる動作と細かい足運びが必要になります。正しく止まり、細かい足運びが出来るようになるとディフェンスの動きに対して正確な切り返しが出来るようになり、相手を抜き去ったりスペースを作り出す技術を高めることが出来ます。このドリルは2月にロサンゼルスでのバスケットボールのスキルキャンプを催行したときのものです。
ディフェンスに対して素早く反応するための“止まる”能力。
ディフェンスを簡単に抜き去りたい。ディフェンスとのスペースを作ったり、ズレを作りたい。そんな方にはこのドリルがオススメです。特に、子供でまだまだフットワークが苦手なお子さんから大人でさらに技術を高めたい人まで使える技術です。まず、ディフェンスに対して素早く反応するには“止まる”能力が必要です。この“止まる”という動作は正確なフォームが存在し、さらには止まる筋力も鍛えなかればいけません。
なぜ“止まる”能力が必要なのか?
バスケットボールは常に方向転換をしているスポーツ。陸上の100mなどは一直線に速く走ればいいのですがバスケットボールは常に方向転換という要素があります。方向転換するときには出しているスピードを一度は必ず“0”にしなければいけません。100出しているスピードをどれだけ短い時間の中で“0”に出来るか。これが止まる能力です。速くスピードを落として0にし、次の加速へ移ることが出来ればディフェンスとのズレを簡単に作ることが出来るのです。
【スライドステップ+ビトゥイーン・ザ・レッグ】の練習方法
このドリルは、スライドステップ(サイドステップ)を正確に確実に行うことでフットワークやアジリティを向上させます。さらに、ボールをつくタイミングと方向転換のタイミングを練習します。
練習方法
① ボールを持ってスライドステップします。歩幅は股関節の幅程度。
② 常につま先から接地することを心がけ、踵から接地することはないようにします。
③ 膝は軽く曲げ、少し腰を落とします。シュートを打つときくらいに膝は浅めに曲げます
④ 方向転換をする外足を踏み込んだと同時に、ビトゥイーン・ザ・レッグをします。ボールの方向と、進行方向は逆になるように注意して下さい
⑤ 毎回同じ歩幅、同じリズム、そして一番方向転換がスムーズにいく力の入れ具合を何度も確認しながら繰り返してください
インスタグラム動画で学ぶ
いつこの練習をしたらいいの?
ウォーミングアップやフットワークの練習の時のメニューに入れてみて下さい。初めはゆっくりスタートし、歩幅の間隔を常に一定に出来るようにして徐々にスピードを上げても歩幅が変わらないようにするのがポイントです。決して速くするために歩幅を大きくしないように気をつけて下さい。大体30秒〜1分間行います。ユースの指導者は特に子供たちに基礎を固めてほしいので是非試してみて下さい。
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