Villanova (ビラノバ)Wild Catsが優勝!
NCAAとはアメリカの大学スポーツをまとめている組織だ。そしてそのNCAAトーナメントで優勝するということは、全米No.1を成し遂げるということ。当然だが何千とある大学の中から1チームのみが優勝することが出来る。日本では大学のトーナメントにあたるインカレなどはそこまで盛り上がっていないかもしれないが、こちらではMARCH MADNESS (3月の狂気)と呼ばれるほどに盛り上がるイベントなのだ。日本でいえば甲子園が近いかもしれない。
今回、ビラノバ大学がミシガンを79-62で破って大学No1の座についたのだが、その強さは圧倒的だった。トーナメントを勝ち抜くためには6試合あるのだが、全ての試合が二桁得点のリードで勝利を収めている。さらに、準決勝と決勝では16点差以上をつけて勝ったのだ。さらに、ここ3年で2度優勝しているとういうのだからその実力は確かなものである(メンバーは多く入れ替わっているのでコーチの手腕とも言える)。
ビラノバの注目選手はこの3人だ!(個人的意見)
JALEN BRUNSON ⇒ 今年度で大学MVPを獲得したNo.1プレーヤー。 シーズン平均19.2得点、アシスト数は176で53%のフィールドゴール成功率。3pt成功率は41%。派手さはないが身体が強くて堅実な選手。シュート、パス、ドライブをバランス良くこなす。
Donte DiVincenzo ⇒ 決勝でベンチスタートから31得点の大爆発!ドライブと3ptが得意でパスも器用にこなす。決勝では勝負どころで3ptを2本連続で決めて勝負を決めた。
Omari Spellman ⇒ 身長もあり、手足も長く動けるPF.3ptシュートも打てるがドライブも力強い。トーナメントではリバウンドも目立った。
全米No.1になってもNBAにひっかかるのは数名
全米の強豪たちを打ち破り、No.1になってもNBAドラフトにかかるかは別問題だ。JALEN BRUNSONはドラフトにかかると言われているが他は何人かかるだろうか。大学バスケで成功を収めても決してNBAの道は簡単ではない。そこに日本人が食い込もうとするのであれば本当に大変なことである。
これからはNBAプレーオフやドラフトの時期
大学のトーナメントが終わるともうすぐNBAプレーオフ、そしてそれが終わればNBAドラフトだ。様々な選手がエントリーする中、リーグに入れたとしても平均寿命は約3年。大学のトップレベルの選手がどんどん入ってきても3年もつかもたないかなのだ。それだけでもアメリカバスケのレベルの高さが伺える。
このブログを読み、少しでも感化された若い世代が海外志向になり、日本のバスケのレベルを上げてくれることを切実に願う・・・
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