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ロサンゼルス拠点: バスケスキルトレーナーが、バスケ最強のアメリカの育成方法をご紹介します。

インスタグラムでも超有名なNBAバスケスキルトレーナーのワークアウトを見学してきた

ワークアウト前

バスケのスキルトレーニングは目的によって構成も内容も全く違うのが当たり前と再確認

今日はとある有名なスキルコーチと日本の有望な若手選手のワークアウトを見学してきました。いつもバスケのスキルとフィジカルトレーニングをコーチングしている時に悩むのがどのような順番でどんなトレーニングプログラムを選手に教えるかということ。もちろん、自分の哲学があるので自分なりの方向性や意味や目的はあります。ただ、他のスキルトレーナーがどのようにしているのかも気になっていたし、自分のやり方は他のトレーナーと比べたらどんな感じなんだろうと疑問にも思っていました。なので勉強という意味で、選手にお願いをしてワークアウトを見学させてもらったわけです。そこで感じたのは、やはり他のスキルコーチとのワークアウトの構成の違い。もちろん、自分との違いも感じました。

やはりNBA選手やプロばかりをトレーニングしているスキルトレーニングトレーナーですので、勉強になる部分が沢山ありました。

 

スキルトレーナー施設

スキルトレーナー施設

超有名NBAスキルトレーナーのトレーニング構成

今回、トレーニングを見学してもし自分が受けたらどう思うだろうと思った時に浮かんだのは、このトレーナーは“やった感”や“やり遂げた感”を選手に感じさせるのがとても上手なのかもしれないと思いました。常にテンションは高く、選手のモチベーションを保ってくれます。上手く出来たらとても褒めてくれますミスしてもいいミスだと言ってくれます。頑張る気になりますよね。

トレーニングの構成は簡潔にいうと以下のような感じでした。

構成

⇒時間制のドリブルドリブルを数種類

⇒ フリースロー

⇒ ムーブからのフィニッシュ&ジャンプシュート3本連続決め

⇒ フリースロー

⇒ 時間制のゴール下シュートドリルを数種類

⇒ ムーブからのフィニッシュ&ジャンプシュートの別バージョン

⇒ フリースロー

⇒時間制のシュート〇〇本決め (ミドル・NBAスリー)+ランニング

⇒フリースロー

これがとんでもなくキツそうだったんです。。。笑 一時間半~二時間程度でしょうか。なぜならほとんど休めないし、常に全力で動くから。。。笑 シュートは3連続入らないとそのドリルを終われなかったり、〇〇分以内に何本決めるなど、必ずそのドリルには時間制限や誓約があります。フリースローもそうでしたね。

感想と考察

かなりシュートが入る選手だったのでスムーズに終わりましたが、これが入らない選手だったら心が折れるのでは・・・と思うほど精神的にも体力的にもきついメニューだったと思います。実際、その選手もヘロヘロでした。でも最後までにかなりハードにやり切ったのがその選手の凄いところ。尊敬の眼差しで練習を眺めていました。ここまではただの感想ですね。少し考察していきたいと思います。

 

ワークアウト前

ワークアウト前

良かった点:集中力を維持する構成になっている

時間制決めるまで終わらない2つ3つの動きを組み合わせる などの要素を混ぜ合わせることで、常に頭はフル回転。例えば、決められたドリブルを2分間に何回出来るか、シュートを何本決めるまでに何分かかるか など雑念抜きにせざるを得ない単純作業のドリルを行います。

①時間制⇒単純作業的なドリブルドリル:

考える必要がなく、トレーニングを始めるにあたって集中出来るような単純なドリブルドリルです。とにかく速く強くドリブルを付きながら一定時間ドリブルを続けます。

②新しいムーブを習う:新たな刺激を与え、動きを頭で理解して習得する

トレーナー本人がお手本を見せながら選手に新しいムーブを伝授します。動きのポイントや意識のポイントを伝え、スムーズに出来ないところは動きを分解して反復練習を間に挟みます。ムーブは単発で終わるのではなく、ドライブしてフィニッシュしたらカットをしてシュートを打つなどといった次の動きも入れているので、ドライブが終わっても次のプレイを思い出して実行する必要があります。

③実際にムーブを練習:反復練習

時間はセットせず、ある程度動きが習得出来るまで続けます。動きが習得出来たらあとはシュートが3連続入らないと終われないという形式に変わります。疲れてくるとこれが非常に選手にとっては難しいものですが、疲れている時にいかにシュートを決めれるかというのは実際のゲームの課題でもあるのでそれをシュミレーションしているのでしょう。

④フリースローも〇〇本連続

身体の休憩がてらフリースローを挟みますが、ここでも頭は休んでいられません。フリースローも連続で入らないと終われない仕組みになっているので絶対に集中力は切らすことが出来ません。

改善点:“ひたすら反復する”以上の部分も欲しい

個人的にとても尊敬しているNBAはスキルトレーナーとの違いは、どれだけ動きと同時にバスケIQを叩き込んでいるかの違いのように感じました。そのスキルトレーナーは今練習している動きは、1)どういうときに 2)何のために 3)どうやって 使うのかというのを入念に教えてくれます。

ようするに ドリルを教えてもらっている のと バスケを教えてもらっている の違いでしょうか。ドリルはスキル習得に必須な練習です。でもそれをゲーム中にどう活かすのかはバスケを教えてもらわないといけません。どちらも一長一短があります。

選手が楽しく集中してトレーニングの方法を学ぶ。真剣にバスケIQを学ぶどちらも必要な事です。

 

目的に合わせて構成をしっかりと考えるべき!

目的に合わせて構成をじっくりと練り、選手にとって集中できる環境を作り出してあげること。これがスキルトレーナーの仕事ですね。そのためには色んなドリルの種類の引き出しや、声掛けの仕方、自分が実際に動いて見せれることだったり。

これが上手だからこそ今回見学してきたトレーナーは沢山の選手が彼のもとに来るんだなと思いました。もちろん、インスタグラムのマーケティングが上手いっていうのも要素ですが、彼のトレーニングと人柄が自然と選手を惹きつけるのでしょう。

 

 

 

 

 

 

 

 

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Yuta

日本生まれアメリカ育ち。 ストレングスコーチの経験を経て現在スキルコーチ。 #スキルIQ と#スキルクオリティをテーマに 選手とスキルコーチの育成をします。

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