2024 クリニック募集開始! 今すぐ限定枠を確保

身長が伸びてジャンプ力が落ちた?バスケをする上で知っておきたい成長の過程。

バスケ、ジャンプ力
目次

身長が伸びる事でジャンプ力は落ちる?成長期のバスケ選手がしっておきたい事。

バスケをする上で身長が伸びるって嬉しいことですよね。身長が5cm違うだけでもかなり有利になります。身長が伸びればウイングスパン(手を真横に広げた時の指先から指先までの長さ)も伸び、守備範囲広くなったりリリースポイントが高くなることでブロックされにくくなったりといいことだらけです。でもジャンプ力が落ちてしまったらショックですよね。このような現象は一時的なことなのでしょうか?

jump

StockSnap / Pixabay

背が伸びることでジャンプ力が落ちてしまう理由

  1. 身長が伸びて体重が重くなる:成長期に身長が急激に伸びるとその分体重も増えます。体重が増えたら重りが増えるようなもの。その分ジャンプ力が落ちる可能性は十分に考えられます。
  2. 急激な身長の伸びに、筋肉量がついてこない:身長が急激に伸びたとしてもそれに比例する筋肉量が増えたとは限りません。通常、身長が伸びるよりも筋肉量が増える時期の方が遅れてきます。NBA選手などを見ていてもわかりますが、ルーキーである19歳~20歳よりも25歳以上になった方が筋肉が明らかに大きくなっていきます。これは男性ホルモンがより分泌され、筋肉の発達がピークに達するからです。もちろん、ウェイトトレーニングをしたり、トップレベルのトレーニングコーチがいるという事も影響はしています。
  3. 手足が伸びに対して神経発達が遅れている:身体の大きい選手の方が動きが鈍いというのは一般的な傾向ですよね。大きくてもスムーズに動くためには大きい身体をコントロールする神経の発達が必要になります。日本では特に大きい選手は速く動いたり細かなコーディネーションが必要なテクニックが必要になるようなレベルに達していません。サイズがあるだけでなんとかなってしまいます。
  4. 自分の手足や胴の比率が変わった事に対する運動パターンの変化に慣れない:手足の長さが変化することで上手く自分の身体を使いこなせない。腕振りや踏み込みのタイミングが変わってしまいいまいちその変化に対応できていないのかもしれません。

背が伸びてジャンプ力が落ちたらどうしたらいいのか?

バスケ、ジャンプ力

taoonex / Pixabay

では背が伸びてジャンプ力が落ちたらどうしたら良いのでしょうか?指導者ももちろん、選手本人も知っておくべき情報ですね。

まずは原因を探ることから始めましょう。身長の伸びに対して、体重はどのくらい増えましたか?短期間で何キロも一気に増えたのであればジャンプ力は落ちてもおかしくはありません。3キロほど増えただけでも影響は大きくあると考えていいでしょう。

成長期には身体のサイズ発達はもちろんのこと、神経発達が盛んです。若ければ若いほどコーディネーショントレーニングやムーブメントトレーニング、スピード、反射神経、心肺機能を高めるトレーニングをしたらいいと思われます。出来るだけ違ったスポーツをすることもオススメです。サッカー、野球、バレーボール、ダンス。バスケ以外にどんどん挑戦して下さい。

筋肉の発達は男性ホルモンが多く分泌される時期まで辛抱強く待つしかありません。もちろん、筋トレをしてもいいですが、最低限の筋トレにとどめておき、若い頃に一番伸びやすい“多様な動き”の習得に重点を置きましょう。そのためにはバスケ以外のスポーツを行うのが非常に重要です。

ジャンプ力が落ちたとしても諦めずに常に高く跳ぶことは意識しつづけましょう。毎日自分のジャンプの最高到達点を確認しつつ、リングジャンプなどを取り入れて記録を取りましょう。身長が伸びても速く高く機敏に動くことは可能です。

 

まとめ

指導者の方も選手の方も以下のポイントを頭の片隅にいれて、もし成長の過程で身長が伸びている最中にジャンプ力が落ちたとしても心配せずに適切なトレーニングや練習を続けていきましょう。

① 成長の過程で身長が伸びてジャンプ力が落ちることはあり得ること

②ジャンプに必要な筋肉量は身長が止まってから増えてくる

③身長が伸びている間に、コーディネーショントレーニングなどを増やす

④大きい=遅い・不器用 というイメージは捨てる。大きくても速く動ける

 

 

 

 

 

 

バスケ、ジャンプ力

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!

コメント

コメントする

目次