ヘジテーションムーブ【HESITATON MOVE】。今のNBAでは特にこのヘジテーションのバリエーションが増えています。バスケをしたことがある方なら恐らく無意識だったとしても一度は使ったことのある技なのではないかと思います。
Hesitationという英語は「躊躇する、ためらう」という意味があります。躊躇、ためらいを見せることによってあえてタイミングをずらし、ディフェンスの反応を遅らせる効果があります。
ヘジテーションムーブ のお手本になるバスケ選手は?
クリス・ポール
デリック・ローズ
ジャーマール・クロフォード
カイリー・アービング
ステファン・カリー
ヘジテーションムーブの特徴
ヘジテーションムーブはドリブルを止めずに一瞬止まるようなそぶりを見せることでディフェンスも一瞬止まり、そこからシュート、シュートフェイク、ドライブ、パスをすることでディフェンスの反応が一瞬送れます。ストップ&ゴーのようなものですがさらにその後の選択肢のバリエーションがあるのが特徴です。
ヘジテーションムーブのやり方
- ドリブルをします
- ヘジテーションは、ドリブル途中にフワっと浮くようにホップするイメージで空中に浮きます。この時に、両足が地面から多少離れるてもトラベリングにはなりません。
- 相手が油断したりスピードが緩まった瞬間にシュート、ドライブ、パスをします。
ヘジテーションムーブの効果
ディフェンスのリズムを崩す
ドリブルのタイミングを遅らせることでディフェンスとのリズムをずらし、一気に加速することで相手を抜き去ります。
ディフェンスの反応を見る時間を稼ぐ事が出来る
一瞬身体が浮いている間、ディフェンスの反応を観察する事が出来ます。その結果、オフェンスはディフェンスの動きに対して自分の次のムーブを決める事が出来ます。
ディフェンスはオフェンスの次の動きを予測するのがとても難しくなる
ディフェンスは、オフェンスが浮いている間、次どう動いてくるのかを一瞬で予測しないといけないのです。ヘジテーションから次への行動は沢山あるので予測することがとても難しくなります。
一気に加速してドライブに持っていくためのフットポジションに持っていける
ハングしている間、自分のフットポジションを好きな位置に持っていく事ができます。両足を揃えたシュートのポジションなのか、ドライブのためのスプリットスタンスなのか、それは自分の自由ですが次の動きに有利なフットポジションに予め持っていくことが出来ます。
どんなシチュエーションでも使える
アイソレーション、ピックアンドロール、トランジション(速攻)、ドライブの最中など、どんな状況でもヘジテーションムーブを使う事ができます。特に一流のポイントガードはピックアンドロールの時にヘジテーションを使うのがとても上手ですね。
ヘジテーションムーブの注意点
よく日本の指導者の方や、選手たちがヘジテーションムーブをしている動画をSNSなどでみることがありますが、キャリー(ボールを持っている)になっていることがほとんどです。指導者がデモンストレーションする際、ゆっくりと説明するためにボールを持たざるを得ないのですが、それをそのまま真似してしまってる子供たちが増えている気がします。指導者の方、そして選手もヘジテーションの練習のときはキャリーにならないよう十分に注意しましょう。
まとめ
ヘジテーションは一瞬止まることでディフェンスとのタイミングやリズムをずらし、オフェンスの次の動きがわかりにくくなります。キャリーにならないよう注意しながら、NBA選手の動画を沢山みて練習してみましょう。
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