ボールハンドリングの最大の基礎。ポケットドリブル
このドリルはこんな方におすすめ
- 抜くときにボールを取られそうで不安
- ディフェンスに対しての反応が速くなりたい
- ディフェンスからのプレッシャーに弱い
ボールハンドリングドリルというのはドリブルやシュートなどが上手くなるために行う様々なボールを扱う技術のトレーニングのことを言います。そのボールハンドリングのスキルトレーニングの中で『ポケットドリブル』と言うものがあります。
ボールハンドリングの必要性についてはこちらから読んでみて下さい。
ポケットドリブルは以前の記事にも書きましたが、ボールを自分のポケットの位置に引いて後ろでキープすることによって、ディフェンスから取られにくくするためのドリブルの方法です。試合では必ず必要なドリブルになります。今回の記事では、ポケットドリブルを実際に試合や1対1の場面を想定してダイナミックな動きの中で練習が出来る方法をご紹介したいと思います。
試合でポケットドリブルを使えるようになるためにはどうするのか?
試合で使えるようなドリルにするためには、試合と似たようなシチュエーションを作り出す必要があります。試合に似たシチュエーションとは?それは、外部からの刺激を増やすことです。試合と個人練習の一番の大きな違いは、
『外部からの刺激』に対して反応しないといけない=試合
『外部からの刺激』をシャットアウト出来る=個人練習
要するに、試合中に練習した成果を出すには他人が周りにいるので環境の変化(ディフェンスや味方の動きなど)に対して必ず対応しないといけないという部分にあります。
外部からの刺激を意識した【ポケットドリブル+ボールタップ】
外部の環境の変化に反応してポケットドリブルが出来るようになる必要がありますね。外からの何かしらの刺激に対して反応してドリルで練習したものを瞬時に発揮する必要があります。ここではポケットドリブルがテーマですから、ポケットドリブルを瞬時に外部からの刺激に反応してできるようにしなければなりません。
ポケットドリブル+ボールタップ
このドリルでは、パートナーと一緒に行うことにより外部からの刺激を加えます。パートナーもドリブルをしているプレイヤーが簡単すぎず、でも難しすぎないようにほどよく調節することを心がけましょう。
- パートナー(スキルコーチ)がボールをオフェンスのオフハンド側に投げます。
- オフェンスはパートナーが投げてきたボールを手のひらで弾き返しながら、同時にポケットドリブルの体勢に持っていけるようボールをコントロールします。
- さらにポケットドリブルの体勢に持っていったら、その瞬間に前方へ進みドライブをシュミレーションします。
ポイント: まずボールを投げることで外部からの刺激をプレーヤーに与えます。ボールが飛んでくると言う状況(ディフェンスの手をシュミレーション)に対して、まず反射的にボールを払いのけるためのオフハンドの使い方、払いのけた瞬間にボールをポケットの位置に入れて守ると言うドリブルの技術、そしてそれと同時に前にドライブに行くと言う3点の癖付けがこのドリルのポイントになります。
このドリルを行うためには、そもそもポケットドリブルができていることが前提にあります。もしポケットドリブルが正しくできないようであればこのドリルはやめて、ステーショナリー(動かずに)のポケットドリブルを練習しましょう。
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